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【モントゴメリー頂点へ!!9秒78の世界新記録樹立】 |
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奇妙な世界記録誕生だった。ゴール一瞬、モントゴメリーは観客席を見て浮かぬ表情。勝っても派手なジェスチャーはなし。 15m過ぎて掲示板に眼をやるが、なぜか反応が鈍かった。世界新記録樹立した本人より、いち早く確認したコーチが飛び出してモントゴメリーを追う。ぼくもカメラを掴んで追った!コーチがモントゴメリーを抱え上げた瞬間シャッターを押した。 パリは珍しく「インディンサマー」の、真っ青な秋晴れ。絶好な陸上競技日和に、GPファイナルが開催された。
ただ、この日28才の誕生日を迎えるエルグルージュ、サンチスの2人の今季総合得点争いが焦点だった。 サンチスも400mhで優勝したが、その1時間半後の400mレースでは明らかに疲労して5位と振るわず。エルグルージュが独走3分29秒27で優勝、ほぼ総合優勝確定されていた。 マリオン・ジョーンズが100m10秒88で優勝。その15分後、男子100mレース。グリーンが故障で欠場、興味が半減した。
ウイニングラン後、マリオン・ジョーンズに祝福のキスを受ける。 チェンバーズも9秒87、欧州タイ記録、ほかの二人も9秒台の好記録が飛び出た!! モントゴメリーは「スタートから総て完璧だった。世界記録は予言してできるものではない。記録は破られるためにあるもの。まだまだ、世界記録は伸びるだろう」と。
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2002.9.17.【 return to home 】【 return to index 】 |