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【パリ世界選手権優勝者は誰か?】 |
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ゴールデンリーグ前半戦が終了。世界選手権前最後の調整に入った。欧州主要大会取材の結果を参考に、男女各種目別に世界選手権大会優勝予想をかなり"マジ"に考えてみた。
男子100mはスター不足、"駄馬集団"の走り比べか? 昨年、誰も予想できなかった、それまで脇役に過ぎなかったティム・モントゴメリーがモリース・グリーンの世界記録を100分の1秒破った。私生活も変わった。マリオン・ジョーンズと同棲、世界最速カップルが誕生した。 今年は一児の父親になった。 口は滑らかに「モリースは偉大なランナーだが、性格は嫌な奴だ!」と言っているが、肝心の本職の結果が思わしくない。お父ちゃん、子供のためにもがんばっているらしいが"スパッ"と走りに切れない! 豪をにやしたオカアチャンが「あなた、しっかりしなさい!」と、活を入れたとか。 新コーチも決まり、最後のチューニングに余念がないが・・・、また、定位置の脇役かリレー要因に落ちそうだ。 一方、巻き返しに必死なグリーンは、スタート前に肩を左右に揺すりながらペロペロ舌舐めずり、神頼みをして一生懸命に走っているが"モー"いけません。スタート、後半のギアーもすっかり錆び付いて往年の切れがない。あたかも薬切れのように、走っても、走っても勝ってない。
男子200m、ケデリス優勝、末続が決勝進出か? 末続の20秒03の今季世界最高記録も、ローマGLで"ゴボッ"と抜かれて短命に終わった。が、短距離で日本人の名前が世界ランキングトップに踊り出るのは珍奇なこと。 最近19秒台が激少、20秒03はトップクラスの好記録であることは間違いない。しかし、末続は好記録が出る"横浜"で出したタイムだ。世界でノーマーク、決勝進出に出ればたいしたもの。日本じゃあ大騒ぎするだろう。 末続は100と200m両種目に出場予定とか。欲張るとリスクが多い。100mではとても通用しないだろうから、ひとつで我慢したらどうだろうか? この2年間で19秒台を記録したのはわずか4選手。2回以上マークした選手が皆無であることから、100m同様ドングリの背比べ!「チョー」激戦種目。誰が勝ってもおかしくない。 ・・・が、200mのスペシャリスト、ケデリスがシドニー五輪以後この種目では無敗。ギリシャではこの種目では"ケデリス無敗神話"が生まれている。世界選手権2連勝最短距離の選手だ。 ケデリスは国外で走るのは、代表ユニフォームを着たレースしか出場しない。いろんな問題が起きたようだが「ギリシャの英雄」は今年も軽く3戦無敗だ。 優勝候補の一人クラウフォードは「おれの目標は9秒72、18秒99!」と公言。TV番組"人と野獣"に出演。動物相手のレースで、キリンには勝ったがシマウマにはレースに負けたとか。サテ、人間相手は・・・。 もう一人も優勝できそうなのがウイリアムス。陸上競技以外はコメディアン役で映画出演。ニックネームが"ハリウッド・ウイリアムス"と呼ばれるのを好むとか。 陸上競技よりバイトで儲けているような選手が多い。 他にもナミビアの英雄"チョー"ベテラン、"ロートル"フレディリックスもがんばっている。 終わってみると、ケデリス優勝!なんてことになっているかもしれない。末続の走りはエドモントン以来見ていないので、下手に予想するのは止めておこう。 |
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