【マラソン、日本女子団体優勝は確実だが・・・】

8月13日、サハラ砂漠の熱気が欧州の空をすっぽり覆う。日中の直射日光は45度以上を越す異常な暑さだ。

この気温がレース日の8月末まで続くとは思わないが、もし、この気温が続くなら史上最悪のマラソン・レースになるだろう。

まともに完走できる選手に優勝がひとり転がり込んでくるサヴァイヴァル戦だ。過去の戦歴、記録などはこのような状況ではなんの役にも立たない。

日本選手のライヴァルと予想されるケニヤ勢。記録からすればデレバが抜きん出ているが、チェプチュンバにしろ、ほとんどの外国人選手は夏場のレース経験、調整を全く知らない。

そのほかには前回優勝者のシモンは産後で不出場を表明、ドロシン(ロンドンGP5000mでかなり好調に走っていた)はトラック出場だろうか?

すると、ロシア勢がどのような走りそしてくるかだが、伝統的に暑さには弱い。 この点、日本選手は夏マラソン調整のノウハウ、経験があるだけに、このような悪い状況になればなるほど、日本選手の活躍できる可能性が高まってくる。

このままならケニヤ、エチオピア勢と日本の3カ国の争いになるだろうが、熾烈な争いになるのは日本選手の先陣争いだ!

最高の結果は上位独占も十分考えられるが、少なくともメダル二つぐらい獲得しても不思議ではない。

間違いなく団体優勝は期待できるだろうが、さて、日本選手1位、メダル獲得、アテネ五輪出場権を獲得するのは誰か?と予想するのは難しい。

2003.8.13.return to home 】【 return to index 】【 return to athletics-index