【男子砲丸投げ、順当ならトスの優勝か?】

今年の室内世界選手権で、トスを暫く見ないうちにスマートになった体型に驚いた

。砲丸投げの選手は、ほとんど走らないし、走れない人が多いが、トスは食事療法と走ることによって足腰を鍛えてスリムな体型改造に成功した。

その結果記録が伸びたが、優勝確実といわれたトスが決勝で3度失敗、一人で吼えていた。だが、屋外シーズン開幕と共に好調だ。今年の最高記録は22.67m。優勝最短距離の男だ。

珍しくこの種目でイギリス人のマイアースカフが21.92mでランク2位。ビロングの21.81mベロフ、21.14m、マルティンス21.08mらが続く。

しかし、勝負はみずもの。記録こそ21mそこそこだがマルティンスは試合度胸満点。再び室内世界選手権のような大逆転をするか?

大試合になると、ちょっとした狂いが命取りになる。巨漢がさらに大きくなるか、小さなサークルの空間で躍る巨漢の一投一気はおもしろい。

男子円盤投げ、ファゼカシュ初優勝なるか?

元柔道選手が円盤投げに転向したファゼカシュ。昨年欧州選手権で優勝、今季ただ一人70mの大台を2度記録している。

それでも世界選手権の年だ、さすがにリーデルが69.50m、アレクナが68.86mでピタリと後続している。

アレクナは昨年休養の年。リーデルは35歳になるが、ヴェテランの2人はそう簡単に長い政権を明渡そうとしない。

ファゼカシュは、波のあるこの種目で昨年から無敗。世界選手権"優勝"が念願、あわよくば世界記録で優勝することが夢と考える男。

同僚にひと回りも小柄だが、敏速回転で身体のハンディキャップをカヴァーする。 70mの大台に飛ばしてファゼカシュの初優勝と見たい。

2008.5.return to home 】【 return to index 】【 return to athletics-index