お互いを骨の髄まで知り尽くした名門強豪同士。ミスをせず、スキ見せず。ガチガチのプレーで、全くおもしろくはない。
前半をジャブの応酬で、手合わせを繰り出しボール一つの狭いスペースで狡猾な腹の探りあい。
ファンタジストなんて、近年のカルチョで見られない遠い昔の"死語"だ。全盛のバッジョ以後はお目にかかったことがない。
無得点のまま後半15分過ぎる頃、中盤がわずかながら積極的な活発な動きを始める。次々と繰りだし先制パンチの応酬があったが、決定的な穴がこじ開けられない。
そのまま延長、それでも片がつかず、結局、PK戦でACミランの優勝が決ったが、これでさすがイタリアサッカーだ!!(勝てば官軍)、最高の試合だ!!なんてことにはならないで欲しい。
レアルの存在が改めて、崇高に思われてきた。来季のレアルに期待しよう。
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