【ガチガチ"閂"選科の真髄!】

ACミランとユベントスが、そろいも揃ってチャンピオンズリーグ決勝戦で激突した。

準決勝4試合取材したが、故障者の多いレアルがユーヴェニ敗戦した時点で、決勝戦取材に興味が失せた。と言うのも、試合展開がおおよそ予測できたからだ。

試合はほぼ予想通りの展開だった。

お互いを骨の髄まで知り尽くした名門強豪同士。ミスをせず、スキ見せず。ガチガチのプレーで、全くおもしろくはない。

前半をジャブの応酬で、手合わせを繰り出しボール一つの狭いスペースで狡猾な腹の探りあい。

ファンタジストなんて、近年のカルチョで見られない遠い昔の"死語"だ。全盛のバッジョ以後はお目にかかったことがない。

無得点のまま後半15分過ぎる頃、中盤がわずかながら積極的な活発な動きを始める。次々と繰りだし先制パンチの応酬があったが、決定的な穴がこじ開けられない。

そのまま延長、それでも片がつかず、結局、PK戦でACミランの優勝が決ったが、これでさすがイタリアサッカーだ!!(勝てば官軍)、最高の試合だ!!なんてことにはならないで欲しい。

レアルの存在が改めて、崇高に思われてきた。来季のレアルに期待しよう。  

 

 

2003.5.30.return to home 】【 return to indexreturn to football-index