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【調整不足のカメルーン、先取点獲得も引き分ける】 |
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G-E,6月1日、アイルランド−カメルーン戦取材、1−1(0―1、1―0)、観衆33679人 池袋−大宮から新幹線3時間で新潟へ。TGVより遥かに、冷たいお絞りと冷たい飲み物が出るグリーン車は快適。アイルランド人ファンで満員、早くもテンション高い。新潟は初めての土地。車窓から見る"雪国"入国、アルプスが興味深い。山を抜けると、新潟平野に出る。終点近くなると、遠くに大きな半球状の白い屋根のスタジアムが見えた。
新潟駅は、プラットホームから大声でアイルランド人(7000人とか?)の合唱騒音。かれらを出迎えた多数の駅員、警備員、警官らの不安に怯えた緊張した表情が、世界で最も陽気なアイルランド人サッカーファンと対照的だった。警備する側にしてみれば、外国人はみんな危険な"フーリガン"扱い。"安全対策"の至上命令は、なにがあっても。阻止しなければならない。構内の案内係は、狭い構内から素早く人の流れを外に向かって流すことに懸命。メガホンで餓鳴りたてるために物凄い雑音だ。なにを言っているのか良く聞き取れない。構内から逃げるようにして、駅の南側の外に出る。そこも狂ったような混雑。ヴォランテイアの人が取材者用案内をテキパキ教えてくれた。取材者用のバスが駅前のバス停だった。 バスの後席で知人のイギリス人がスタジアムに付けられた名前"ビッグスワン"を嘲笑した。"ビックアイ"とか、新しく建設されたスタジアムは、判を押したように同じように日本語と奇妙な意味不明のカタカナ命名がされている。 当てが外れたように取材人が少ない。カメラ席はガラガラ。これだけスペースがある楽な取材もない。カメルーン友人の記者マーテイン、酔っ払いのカメラマンのモリースも来ていた。モリースは例によって、カメルーン応援団の尖がり帽子を被っている。NHKのTVにカメルーンのサポーターとしてモリ―スの姿が流れたが、モリースはレキットしたカメラマン。今朝成田にフランス経由で到着。その足で新潟に着いた。例によって、モリースは泊まるところフィルムもないと言う。
試合終了後、プレスバスで駅に戻り、止まっている東京行きの新幹線に飛び乗る。マーテイン、モリースとも逢えず、一体どうしたのだろう。 G-E,ドイツ対サウジ戦、札幌、8―0(4―0、4―0)、観衆32218人 ドイツがサウジを8−0と圧勝したが、相手が弱かっただけ。しかし、1年前にプロ契約をしたと言うクローゼ(24才、生まれはポーランド、父親がフランスでプレーしたプロ選手。母親はハンドボール選手。体操が好きだった)が、スピード豊かでポジショニングがよい。代表13回目の新人がハットトリック3度目を記録した。WCでハットトリックを記録したのは、94年バテイストウータ以来。一躍ドイツの兆児だ。 G-A,デンマーク対ウルグアイ戦、2-1(1―0、1―1)、観衆30157人 デンマークが難しい角度からトマソンの2得点でウルグアイを一蹴、貴重な勝ち点を上げた。レコバは古傷の左ひざが悪く、試合中は靴で顔をゆがめる場面が再三。 |
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2002.7.9.【 return to home 】【 return to index 】【 return to football-index 】 |