![]() |
||||
【トルシエ"マニュアル"サッカー、チュニジアに圧勝、一次リーグ戦突破!!】 | ||||
6月14日、チュニジアタイ日本戦、(大阪)2−0(0−0) 6時に起床、バスで京都駅に向かう。ロッカーからカメラを出す。7時の新幹線で横浜へ。移動で熟睡、睡眠不足を解消する。駅から徒歩でプレスセンターに着く。外はすでに濃紺のファンで溢れている。天気も良い。 日本は予選を2勝1引き分けで7ポイント、予想できなかったH組をトップで通過。 前半、日本は引いた相手に無謀に仕掛けない。後方で確実にボールキープ。時折、長いパスを前に送りチュニジアの反応を見る余裕もあった。ゆったりとした自信あるボール回しで0−0。 後半、疲れから動きの少ない稲本を市川に替え、柳沢を森島に交代すると、激しく速い試合展開にギアチェンジ。後半の立ち上がりの危険な時間帯を上手く物にした日本。右の市川がガンガン上がる。
チュニジアが1トップで引き気味の布陣を敷いてくれて助かった。DF人のマークもルーズで、クサビのパスを受ける柳沢、鈴木をプレスすることもない。ゴール前に張っている。 やはり予想通りチュニジアは組みやすかった。 中田は「平日の午後でこれだけ超満員になって力になりました。開催国として最低限の目標は果たせた。ロシア戦後1位突破を意識した。 アジアのレヴェルがあがったことことの証明になったし、世界のも注目される」というが、注目されるのは選手の力ではなく、欧州クラブが改めてアジアの根狂的なファンの持つ巨大な市場だろう。日本選手の魅力は彼らのポテンシャルより、ファン潜在的な購買力。 75分、市川が2点目をアシストしたが、それまで数本のクロスは蹴った本人の意思とは別にどこに行くか分らないとんでもないクロスだった。"下手な鉄砲も数撃ちゃあ当たる!"程度のもの。しかし、ホーム試合、運も引き込むのも実力のうち。市川のクロスが当たった。日本の光る組織プレーガ最大な効果を上げた。 トルシエの完璧な型にはまったマニュアルプレー、"フレー"なんてかけらもないのが気掛かりだ。日本代表の進歩を語るとき、トルシエ監督は「人間性」という言葉を持ち出す。各選手が人間として幅を広げたことが、チームの成熟をもたらしたらしい。世界を知ることで、人間的な深みが出る。それが創造的なプレー、タフな精神をもたらすのだとトルシエは信じてきたが・・・。
韓国対ポルトガル戦、(仁川)1−0(0−0,1−0) 韓国もポルトガルを破って2勝1引き分けで7ポイント獲得、D組を1位通過。ポルトガルは、ポーランドがアメリかに敗れて3位、予選落ちの番狂わせ。 韓国が波に乗る。ゴールゲッターの朴、安貞垣、中盤の李栄杓、大型の金南一、洪明(ホンミョンボウ)らの、芸府が違う各人個性がある選手が多い。洪「日本が勝ったおかげでぼくら燃えた」という。 ポルトガルは韓国の早い出足に翻弄され本来のリズムを崩した。たちまちに反則を繰り返す。 27分ジョアン・ピントが退場、66分、べトが退場。それにしてもポルトガルはルイコスタ、ジョルジコスタ、フィゴ、コウト、バイアらのベテランが韓国のスピードについて行けない醜態だ。ひとり活躍したのは、パオレッタだけ。 ベルギー対ロシア戦、(静岡)3−2(1−0,2−2) 積極的に攻めたベルギーが混戦から頭ひとつ抜け出した。今回は負けてもロシアに暴動は起きなかった。 ポーランド対アメリカ戦、(大田)3−1(2−2,1−1) アメリカは完敗したが、韓国が勝ったためアメリカは一次リーグを突破した。アメリカは拾い物をした。 |
||||