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【走れない!ボールをキープしない!DFしない!小野伸二、】 | ||||
8月29日、モナコで恒例のシーズン開幕に"スーパーカップ"が開催された。チャンピオンズリーグの覇者レアル対UEFAカップ戦の覇者フェイノールト戦だ。
試合終了後、知人が開口一番「格が違いすぎる!フェイノートがちょっとボールを回せたが、あれってレアルがボールを回させたんだよね!」と、カメラマンだが小野を撮らない。「依頼されなければ、魅力ない下手な選手の撮影はフィルムの無駄!」と断言する人だ。 事実、この夜の小野は、「走れない」「DFできない」「ボールキープできない」ないないずくし!それなのにもかかわらず、小野はGKのミスをなじるお門違いをしていた。専門誌のTV観戦していた編集者でも「エッ!小野はそんなに悪くなかったでしょう」と、的外れなことをいう。日本の新聞は、ネガテイヴなことは一切掲載しない。「小野シュート4本!」なんて書いて矛先を濁す。数を打っても、ゴールしなければ意味がないだろう。 日本の新聞は自分の言葉で書けない。小野取材に目の色を変えて取材人が押し寄せた。若い女の子は、日本スポーツ紙と契約する現地雇われ。言葉ができる女の子たちは、現地新聞、現地記者からの日本人選手がどう思われているか(劣等感の裏返し)そのコメント広い役。拾ったものを日本に送れば、本社が適当に手直しする典型的なパターン。いつになっても外国人の目、言葉を気にする。雇うほうもこの人たちにサッカー、スポーツ知識を一切求めていないのだ。 本社は「通信員」と呼ばれる使い捨ての安上がりのアルバイトで間に合わせている。通信員は「本社」を批判することで「鬱憤」を払っている。
世間や世論がどうであれ、専門分野に関する自説や見解は断固として曲げない編集長やジャーナリストがいない。売上ばかり気にする。いつのまにか頑固な少数派が姿を消した。だれもが世論や世間の反応に病的なほどに敏感に、世渡りの巧さだけを身につけてきた。上辺を垂れ流すマスメデイアを経由することで一気に「世論」と化す。みんなが世論に呪縛され、多数派になってくるからだ。 小野伸二は典型的な「井戸の中の蛙」的な環境で育った選手。子供のころからやれ「天才」とモテ囃されそのまま大人(?)になった選手。いまだにかれを天才選手だと奉りあげるアホな輩も大勢いる。
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