ロシアの司令塔モストボイは、フランスの2チームでパッとせずセルタヴィゴ移籍した。近年セルタの躍進は、モストボイの活躍に依存するころが多い。遂に、それに応えたファンがかれの活躍に報いて銅像を建立したとか。
このクラブにはもう一人のロシア人が在籍している。右のFW、ウイングのファレリー・カルピンだ。かれはモストボイと対照的にスペイン・リーグでも名うての始末の置けない「問題児」でプレーよりもそっちで有名な男だ。
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代表のカルピン
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セルタヴィゴのカルピン
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もちろん、 カルピンは、「問題児」だけでレギュラーを張っているわけではない。 スピード、テクニック、正確なクロスの3拍子揃った曲者。瞬間湯沸し気のように短気で、気に入らなければ些細なことでも、相手ところか構わず我侭イイ放題、大きなゼスチャーですぐに突っかかる。とんでもない選手だ。
フランス対ロシア戦でも、ジダンと面と向かった殴りかかんばかりに大喧嘩。試合が一時中断した。そんな悪玉にカルピンの相手になる戸田、中田らは余程注意しないと、かれの罠に完璧に嵌る。巧妙な喧嘩を売られ、集中力が散漫、ク―ルにプレーできない。ミスを犯す。そこをかれは待っていたとばかりに突っ込んでくるだろう。
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「ロシアは大したことはない。日本が勝てそうな相手」だと、ノーテンキなことを言っている日本のメデイアが多いがとんでもないこと。勝負は時の運も左右するが、ロシアはとにかく強い!!いつのまにか上昇ムードにドップリ浸かっていると、クールに物事が見えなくってくる。 |