【カロリナ・クリュフト、偉才な10代の7種目のチャンピオン

クリュフト(スエーデン、19才)は、ジャマイカで開催されたジュニア世界選手権大会で6470点獲得。20年振りにジュニア世界新記録を5点更新したばかり。その時、「3週間後、欧州選手権で優勝を狙う!」と宣言した。

クリュフトは最初の種目100mhを13秒33で走り大喜び。続く得意の走り高跳びでもダントツの強さ。この大会が最後になるサビン・ブラウン(ドイツ37才)、ナタリヤ・サザノヴィッチ(ベラルシア、29才)らを抑えてトップに立つ。

迫るTVカメラに向かっておどけた表情は「あのようにすることは緊張から開放され、次の種目に集中力を高めることができます」と言う変り種の怖いもの知らず!

「最初の種目はナーヴァスになるものですが、最高の結果が出て精神的なゆとりが持てましたね。しかし、ハードル、200mで自己新を二つ出したが、初日の得点は予想以下です。少し疲れたが、メダル獲得を考える暇もなく、各種目にベストを尽くすだけです」

2日目も各種目に安定した得点、槍投げで自己新記録を作り圧倒的な強さを示した。文句なしの優勝だ。クリュフトは、スタートから最後まで一度も首位を譲らず6542点、自己の持つジュア世界記録を72点更新した。

欧州選手権大会で、史上初のジュニア世界記録が誕生した。天井知らずの伸び盛り、将来性あるスゥエーデンの若手の1人だ。

 

 

2002.8.21.return to home 】【 return to index 】【 return to athletics-index