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【クリスチャン・オールション、"アイドル"エドワーズに競り勝つ】 |
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緊張した表情でオールション(スゥエーデン、22才)は、ジョナサン・エドワーズ(英国、36才)最後の跳躍を凝視していた。助走のスピードを生かしたそれまでの跳躍よりはるかにステップからジャンプがグーンと伸び、17mを大きく越えて着陸した瞬間、主審がファオルの赤旗をサッと振り上げた。 優勝を確認したオールションは、両手を掲げてジャンピング、観衆に答えた。 オールションは「少し寒かったので、17m50ぐらいが優勝ラインかと思っていたが、ライヴァルのジャンプも波があり、こんな時はエドワーズの一発が怖い。ぼくはコンスタントに跳んでいたが、エドワーズのジャンプを知るものなら、勝敗の行方はかれの最後のジャンプまで確信を持てるものではありません。実際、彼の最後のジャンプは相当に跳んでいたでしょう」 エドワーズは「正直言って、負けたのはガックリしました。天候は良くなかった。ジャンプは悪くはなかったが、ファオルした最後のジャンプだけが良かっただけ。クリスチャンが勝ってよかった。今日はかれのもの。ひとつの選手権に負けたからと言って、世界の終焉ではありえないのですから・・・」と、淡々としたもの。
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2002.821.【 return to home 】【 return to index 】【 return to athletics-index 】 |