エチオピアはアデレ、ディファー、T.ディババ、エジグらの最強メンバーだ。今季5000mのレヴェルは、20歳前後の若手エチオピア選手の台頭が著しい。まず、オスローGLで、アデレが世界新記録一歩手前の14分29秒32で優勝している。
アデレに釣られて最後まで競り合ったのは、14分33秒04で2位になったキダネ(22歳)だ。14分38秒94で3位のT.ディババは18歳!ランキング上位4位までエチオピア選手だ。8月11日現在、10位以内にザボー、カマチ、ウアジス以外全員エチオピア選手。
強いてあげるなら優勝候補筆頭は、ヴェテランのアデレと見たい。しかし、優勝を狙えるの選手は少なくとも、5〜7人入るだろう。
レース展開は、多分、ナショナルコーチ命令で、エチオピア選手全員団結してハイペース作戦。ライヴァルのザボー、マサイ、ウアジスらを潰し、最後はエチオピア勢4選手のスプリント勝負に出るだろう。
36歳のマサイの記録は14分50秒60だが、ロンドンGPでザボーあたりと競り勝った力は侮れない。白熱するレース展開になろう。
女子10000m、ツルの2連勝なるか?アデレの2種目制覇なるか?
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あくまでこれは過程に過ぎないが、ラドクリフが本来の調子ならば、問題なくラドクリフが大差で勝とう
しかし、もし、ラドクリフが調整遅れで世界選手権出場辞退になったら、ロンドンGPで5000mを14分52秒64で優勝争いを演じた好調のツルが強い。
ツルの大試合に集中する気力、勝負強さ、ピーキングを持ってくる絶妙さは抜群だ。
バルセロナ五輪で優勝してから10年間、5000,10000、マラソンで世界のトップクラスを維持するスーパーランナーだ。
エチオピアチームは、ツル、アデレ、キダネ、E.ディババの強力なメンバーだ。
ここでもエチオピア勢のチームワークでハイペースのレース展開。アデレがツルにそう簡単に勝たせないだろう。この種目はエチオピア勢の上位独占も考えられる。
今回は5000,10000mのいずれも、エチオピア勢の主導でレース展開されるだろう。そして、最後のスプリントで勝敗を決める典型的なシーンが見える。
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