【女子走り高跳び、クルーテとベルキュストの優勝争いか?】

クルーテがロンドンGPで2.02mを飛んだと思ったら、数日後のオスローで史上4位の2.05mをクリアーした。8月になってから、クレーテは絶好調。

パリで世界記録を出して優勝したいと、言う。

7月26日、ライヴァルのベルキュストは今季2.06と記録を伸ばしたが、その後調子が芳しくない。ロンドンGPを欠場、調整の努めている。ここに来て調子が下り坂になったのをどの変まで調整してくるか?

女子走り高跳びは コスタディノワらを頂点として、一時期の低迷からやっと脱出した様子だ。今季は2mを越えた選手が10人。多彩な選手で熱気がプンプンある種目になってきた。若い選手が多いだけに、今後が楽しみだ。

ずばり、クルーテの優勝と見たい。ベルキュストが続くが、ヴェテラン選手ババコワ、クポツワら、その他の選手も、当日のコンディション、運ひとつで順位が変わろう。

ここにきて珍しく、ベルキュストの好不調の波が大きい。僅差の勝負だけに、クルーテの上りあがりの調子が強みだ。

女子棒高跳び、イシンバイエワの優勝確実だ

現在の調子、成績からすると、ロシア勢が上位独占しても不思議ではない。ドラギラの時代は去ったと言えよう。

イシンバイエワ、フェオファノワ等の2人の世界新記録争い、各地の大会優勝争いは、全くほかの選手を寄せ付けない。

特に、イシンバイエワは室内から頭角を表わし、フェオファノワの世界記録を破る4.82mを樹立。コンスタントの力も持つ。ロシア第3の選手、ポルノワも4.70mで後続する。

ブッフバウン、ドラギラ、ベッカーらが続くが、4.70mを飛んだ選手はロシア3人だけ。ロシア勢の一角を崩すのは簡単ではあるまい。

順当なら、優勝争いはイシンバイエワとフェオファノワの2人。4.80m以上の高さになるだろう。

女子棒高跳びは、パリ世界選手権大会の数すくない世界新記録の期待できるひとつだ。

2003.8.15.return to home 】【 return to index 】【 return to athletics-index