【女子走り幅跳び、コトワ不調で本命が存在しない】

今季世界ランキング3位の記録、7.06、6.95、6.94mは、マギが飛んだものだが彼女は薬物容疑で不出場。

次にくるのはコトワの6.94m、ルブリュワ6.89m、シマギナ6.83mのロシア勢だが低調な記録だ。また、産休開けのメイには大きな期待はできない。

7種目の優勝候補の若いクリュフトが6.86m飛んでランキング上位。この種目専門のジャンパーがいまひとつ冴えない。

コトワは昨年の元気が嘘のように静まり返っている。持ち前の力を十分発揮できれば、7mの大台を飛ぶだろうが・・・今回は予想が難しく、実際競技が始まらなければ優勝の行くえはわからない。

女子三段跳び、レデベワの2連勝か、

"オカアチャン"三段跳び選手が強い。今季最強のアルダマ、レデベワもオカアチャンになったばかり。いわば産休開け選手が大活躍をしているのだ。

2年前、アルダマとはキューバで逢ったときは、大きなお腹をしていた。スコットランド人のTVディレクターと結婚、キューバとイギリスを行き来していると言う話だった。その年男の子、アミルを出産した。

今年の5月、夫のドッズが麻薬密輸入で15年間の刑が確定した。

食ってゆくために"オカアチャン"は強く、今季のアルダマは大奮起。飛ぶごとに15mの大台を連発。女子三段跳び選手で、初めての男子並みの本格的な"三段跳び"ができる唯一の選手だ。世界記録にリーチを掛けた!

それに触発されたのか、今季の女子三段跳び優勝争いはおもしろい。

アルダマは世界選手権に出場できないが、それでもレヴェルは非常に高い。メダル獲得には15mを飛ばなければ到底無理。

アルダマは"イギリスの天候は大嫌い"と言っていたが、生活基盤をロンドン近郊に設けたため、英国籍取得申請中だ。もし、申請が通ればアテネ五輪に間に合う。

キューバ陸錬はアルダマを世界選手権代表に選考しない。

優勝はレデベワか?15.30m以上の跳躍を期待したい。追うのはムバンゴ、アフリカ新記録を樹立して健在だ。

2003.8.16.return to home 】【 return to index 】【 return to athletics-index