【女子マラソン、若い日本選手の活躍に期待する】

日本女子マラソン選手は、世界選手権大会で世界最強の実績を残している。今回も上位独占する実力者が揃った。

日本選手トップでメダル獲得者は、自動的にアテネ五輪代表権を獲得できるため、今までのレースより一層の練習、調整に綿密な準備を掛ける熾烈な戦いだ。

大南、野口ともボルダ−、サンモリッツの高地で過去最高の練習量、質を消化してきたと言う。他の女子選手の動向には疎いが、多分、しっかりと最後の調整に入っていることだろう。

一方、日本選手のライヴァルは、世界選手権と言え数は少ない。デレベ、チェプチュンバ、エチオピア、ロシア選手ぐらいのものだろう。ドロシンは10000mに出場予定とか。前回優勝者のシモンは産後のために調整不足で出場は取り止めた。

これらの選手は欧米を主体に冬のマラソン経験が豊富だが、夏マラソン経験、準備ノウハウはほとんどないに等しい。侮れないのは、後半粘り強く最後まで食いつくロシア選手に注意が必要だ!

猛暑が続いたパリも、ここに来て平常の天候に戻ったが、日中の暑さとの戦い、ハードな路面との早いペース展開になるだろうか?

上手く行けば、日本選手の熾烈な先頭争いが効を奏して日本選手が上位独占する!と言うことのでもなればおもしろい。

このレースが日本女子選手の世代交代の契機になるだろうか?

パリ世界選手権各種目別優勝者争い予想も、競歩、リレ-、ウイ−ルチェアーらを省くので、これが最終回になった。予想はあくまで予想。

新しいスター選手が生まれるか、ヴェテラン選手の活躍なるか。ここでの活躍はアテネ五輪に直結するだろう。

2003.8.21.return to home 】【 return to index 】【 return to athletics-index