【女子100m、スターラップ優勝か?】

ジョーンズ不在の穴は大きい。それでもスターラップ、ホワイトの2人が10秒台を記録している。大試合に強いタヌーも、優勝争いに、もし、彼女の故障から回復できたら忘れられない存在だ。

現世界チャンプのブロックは、故障上がりでいまひとつ優勝争いから遠い。サッカーの名門バイエルンでリハビテーションを行って、8月に入って本格的なレースに出場したが本来のフォームではない。このままなら準決ギリギリで通過か?

母親になったアーロンも、やはり地元の期待にこたえて調子を上げてきた。しかし、相変わらずスタートのタイミングは一向に改善されず。メダル獲得できたら大したもの。

優勝はずばりスターラップと言いたいが、ホワイトも決して侮れない強さがある。全米の調子を取り戻してくるなら、特に、後半流れるような加速をフィニッシュまで継続できれば優勝のチャンスは充分にある。

いずれにしても、ジョーンズがブリュッセルGLに復帰してくるとのニュースだ。優勝できる最大のチャンスが世界選手権だ。

女子200m、ホワイトかエドワーズか?

17才のフェリックスの記録22秒11が今季最高だが、これは高地メキシコシティで出したもの。ホワイト、エドワーズ、ジェンキンスのアメリカ勢が上位独占種目だ。 その日の調子しだいで、ホワイトとエドワーズの優勝争いになるだろう。

女子400m、メキシコの"星"ゲヴァラ初優勝は確実 今季サブ50秒の記録保持者はゲヴァラただ2人だけ。ゲヴァラの記録は49秒34、49秒62、フェントンは49秒71。これでは勝負にならない。

ゲヴァラはメキシコ女性のスポーツ概念を根本的に変革したといわれる。今年最大のターゲットは世界選手権優勝。じっくりキューバコーチと国内調整。

パンアメリカ大会で優勝、その行くおいで世界選手権に挑んでくる。前回、セネガルのティアンが優勝して世界を驚かせたが、今回ゲヴァラを脅かす選手は見当たらない。

フランス史上最強選手、地元の熱烈な願いもむなしく、ペレックの復活は断念しなければならない。せめて、リレー要因に出る可能性がわずかに残されている。

2003.8.8.return to home 】【 return to index 】【 return to athletics-index