ロマン・シェブロ、わずか11点差で、大会記録を敗れなかったのは残念だ

世代は完璧に交代した。

エリック・ヌール(エストニア、32才、)は、バス数台でエストニアから乗り付けてきたスタジアムに陣取る"ファンクラブ"に派手なパーフォーマンス答えるが、得点がそれほど伸びない。トマス・ヴォジャーク(チェコ、30才)は、往年の鋭さが消えた。故障上がりか?燃えるものがつきたのか、7種目で戦いを放棄した。

9000点の壁を破ったロマン・シェブロ(チェコ、28才)と、まともに戦える相手が存在しない独断場だった。

「普通のコンデイションなら、デイリー・トンプソンの持つ大会記録8811得点は破る自信がありましたが、わずか11得点足らずに新記録で勝てなかったのは残念です。この大会では天候不順で、ある得点を失っているでしょう。でも、最初の大きな大会で優勝したのので、いいとしなくては・・・。ディカスリーとの夢ですが、長い間、ほかの競争相手より大きな得点差をつけて競技を続けたいことが現実(約400点の大差)になった。2日目はかなり楽だったが、もちろん、常に競争相手の結果をチェックしていました。天候は別で、フィールド競技がそれほど伸びなかったが、思ったよりそれなりの得点ができたので楽な戦いでしたね」と、強者の複雑な心境を柔和な笑顔で話す。

「優勝できたのも、妻のエヴァの理解、チェコの暖かい声援、新しい練習仲間、ダリボー・クプカ・コーチらのバックアップがあってこそ。来年は9000から10000点の間の記録を狙いたい。夏が終われば、9月に待望の子供が誕生します。その子供のためにも、新しい意欲を見せたいものです」と結んだ。

 

2002.8.21.return to home 】【 return to index 】【 return to athletics-index